• SNSについて

オールドメディアの終焉とSNSの台頭。企業は“発信する存在”でなければ選ばれない時代へ

気づけば、私たちはテレビを“つける”ことが減り、新聞を“めくる”こともなくなった。
かつて日常のど真ん中にあった「オールドメディア」は、今、静かにその存在感を失いつつあります。

テレビ・新聞・ラジオ・雑誌――。
それらは「多くの人に一方的に届ける」ことに特化した、強力な情報ツールでした。
しかし今、スマートフォンを通じて、誰もが“自ら選んだタイミング”で情報を取りに行く時代。
私たちが情報と出会う場所は、SNSという「個から個へ伝わるメディア」へと完全に移行しました。

「/」

たとえば、初めて行くレストラン。
昔なら口コミサイトやグルメ誌で探していたかもしれません。
でも今、多くの人がまずInstagramやTikTokで「店名」で検索し、“誰かのリアルな声”を確かめます。

企業の採用活動も同じです。
求職者のほとんどは、求人票を見ただけでは応募を決めません。
まずSNSを見て、「どんな人が働いているのか」「社内の空気感は?」「信頼できそうな会社か?」を無意識にチェックしています。

いまやSNSは、
✔ 発見の場
✔ 比較の場
✔ 信頼の場
として、人々の意思決定の中枢を担っているのです。


情報の獲得源がSNSである今、発信をしていない企業は、そもそも“見つからない”存在になります。
いくら素晴らしいサービスを持っていても、誰にも気づかれずに埋もれてしまう。
そしてそれは、採用・営業・パートナー獲得すべてに影響を与えます。

“良い会社”が勝つのではなく、“伝わる会社”が選ばれる。
これは厳しくも、フェアな時代です。

結論から言えば、「ありのままの会社の姿」でいい。
格好つけすぎる必要も、バズらせようと無理をする必要もありません。

大切なのは、“継続的にリアルを届けること”。

✔ どんな価値観で会社が動いているか
✔ どんな人が、どんな想いで働いているか
✔ 現場の空気や日々の挑戦を、素直に言葉にしているか

こうした積み重ねが、ブランドを形成し、信頼を呼び、未来の仲間や顧客を引き寄せます。


SNSというのは、フォロワー数を競う場所ではありません。
むしろ、「本気で伝えたいものがあるか?」が問われる場所です。

そしてそれは、企業の理念・人・文化・空気感――
すべてを“見える化”できる、唯一無二の経営資源でもあります。

情報の主導権が完全にユーザー側に移った今、
SNSは「信用のインフラ」であり、企業にとっての“生存戦略”そのもの。

発信しない企業は、選ばれない。
これはもう、選択ではなく必須の視点です。

私たちは、SNSを“バズらせるための手段”としてではなく、
「企業の未来をかたちづくるツール」だと捉えています。

だからこそ、単なる“運用”ではなく、
経営者自身の声や想いを“見える化”することにこだわっています。

1万人のフォロワーより、1人に深く届く言葉。
どこまでも地に足のついたSNS戦略を、共に育てていきたい。

変化の激しいこの時代だからこそ、
「発信する企業」が、「選ばれる企業」になると、私たちは信じています。